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 2011年11月 

「持ち重りする」皿。 

骨董皿
先月は、欠席してしまったが今日はひときわ寒い外気温にベスト1枚を着込んで8時30分には会場に到着したが、少し何時もと違う。出店が少なく、お客も少ない。毎月28日に開催される川越不動尊(喜多院の隣)の骨董市の様子である。でも外人や、団体旅行者はあっちこっちをのぞいている。曇天で寒く、平日でありその所為かも知れぬが、当方にはかえって、見回りやすい。一巡目は割と足早にどこの出店に何があるのか、見当を付け、二巡目で気になった物を詳細に見に行く。気持ちは手に入れる方向になっている。ではどこに値引く理由があるのか、その交渉、って言っても大げさだが、先方もその分だけは”乗せている”、ものを値引いてもらう話をする。今日も、出店同士の会話が聞こえる。お客さんが物の裏についている紙ッぴらを見て、「この値段?」とかいう値段札は、仲間内での交換の値段だったらしい。仲間内で「1割ぐらいは・・・」と客に云っている。少なくとも3割は乗っているのではないかな。
こちらが手にしたのは足元に2枚を重ねてある「石皿」である。気に入った瀬戸の石皿の一枚は黄色味の縁に欠が幾つかある物と、灰色の欠の無い物とがそこにある。まづ、灰色をほめる。「傷がない物ですね、こっちは1,000円高いなら、こっちの欠のあるのを2割引いてくれませんかね、色はいい色です」。店主は返事をしない。[石皿に欠はしょうがないよ]、というが、「じゃ、これをください」と言って2割引きのお金を渡す。新聞紙に包んで、ビニール袋に入れてもらう。実は、この黄色味がかった、味のある色は欠を気にしない皿だ。石皿というだけあって1枚でもかなりの重さである。さあ、年末・年始はこの皿に何を盛ろうか、本来の使い方は煮付けなどを盛って、小分けにする大皿だったのだ。少し前までは、西荻の「R」で盛んに扱っていた。お料理を個々に盛る5人揃いの箱入りの”ハレ”の食器とは違って、雑器である。今日もその場所は並んでいる古道具の中で、棚にある訳でもないし、ケースに入れられてある訳でもなく、足元に2枚の石皿、石鉢、石片口等と並んでいた”その他扱い”の位置である。
も一つ、気になっているの物は女性店主の雑貨(小さな古びた菓子缶、瓶等をかわゆく飾る)が台の上に並ぶ、戦後頃の玩具であろう錫でできた15センチほどの飛行機である。小さなプロペラ機でプロペラは動く。翼には★マークがついて、「US ARMY]と浮き出しの文字がある。古びている中々「渋い」色だが、ふっと”それをどうする”と頭の中が言う。無理して、ペーパー・ウエイトにでもするか、と一寸かすめもしたが。
飛行機や、戦後の玩具のコレクターでもないし、と飛行機の前から離陸した。以前何かしらを求めた店主の場所を覗いて、あの選択眼で何を並べているか、観て、発見するのが楽しみである。今日は平戸系の「福助」が四つ,五つ程、幾つかの店で並べられていたが、高い!。ポケットの中の残金で許すものがあればと、もう一巡して頭を冷やす。今日は、荷物を吊るす指が痺れるくらいに重い皿だけで十分だ、と寒い外気に冷やされた頭がいう。
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